3月20日午前11時から体育館で学位記授与式が行われました。今年度は大学の卒業677名、博士課程前期修了56名、博士課程後期修了３名が大学、大学院を巣立っていきました。そして、保護者の皆さんは立派に社会に出る学生の皆さんの姿を見て感無量の思いであったしょう。コロナ渦の状況において大学には学ぶ環境を整えて頂けましたが、それでも学生の皆さんはキャンパスライフを十分に満喫はできなかったかも知れません。そのような中で勉学に励み、その成果により大学を卒業、修了した学生の皆さんには心からの祝福とこれからのご活躍を願っております。

 

　竹内学長から社会に巣立っていく学生の皆さんへの訓示は、次のようにフレッシュな社会人のみならず現役社会人にも感慨深いものでありました。

　コロナ渦を乗り越えてきた今年度の卒業生の偶発的な出来事に対する柔軟な思考と想像力、ワークバランスを重視する考え方は、社会が期待するものであり生産性を向上させることになります。

先行きが不透明な社会情勢である現在、社会人としてのキャリア形成は、これまでは自分の特技、スキル、環境などを分析して目指すべきゴールを設定し、それに向かって努力していくといったものでありましたが、これからは、自分の固定観念に捕らわれず、予測できない偶然をチャンスとして捉え、好奇心を持って学習し、失敗に負けない情熱を持続し、楽観的に物事を考え、柔軟な思考を持ち、リスクを恐れない冒険心を持つことが必要です。そして真摯に誠実に仕事に取り組んで下さい。

 

卒業生の皆さんは、学長の訓示を心に刻み、日本工業大学で学んだことを誇りに思い、社会で活躍していきましょう。